カルテット6話。
初めての、回想シーン
坂元裕二ドラマに於いて、回想シーンというのは本当に意味のあるときにしか出てこないと思うんです。
不必要な回想シーンはない。
ある程度は視聴者にバッググラウンドは任せてくれるから見てていろいろ想像できて楽しいし、回想シーンがより際立つんですよね。
そもそも夫さんはマキさんに一目惚れというのがネックだったんだなと思う。
ミステリアスと思ってた相手も、普通の人間なんだよね。
ミステリアスだなと思った人と一緒に住んだらミステリアスじゃなくなるよねえ、当たり前に。お互い人間なんだし。
わりと、女性の方が、結婚してもずっと恋人同士のような関係でいたいって言う人多い気がするけど、夫さんの方だったんだね。
マキさんも、わりとそうなのかな？って、思ってたけどマキさんは家族を求めたんだねえ。
また、家族かあ。
このドラマ、個々が別々のところから来て、それぞれキャラが違ってて、やってることも思ってることもバラバラって感じだけど
抱える問題は全員一緒ね。
家族のこと。
巻夫妻のやりとりは、見てて痛々しかったなあ…
そういう些細なズレが大きいんだよなあってことばかり。
大森靖子ちゃんの台詞がね。
人って価値観が合うか、器が大きいか
確かにね、って。
全部合う人なんていないからね。
自分自身だって、なんでこんなことしちゃったんだろうって思うことだってあるのにさ。
自分のこともよくわからないのに、自分とばっちり合う人間なんてねえ。
多くの夫婦がぐぬぬとなったんじゃないかね。
私は、
ああなんでそこで気持ちを伝えないのだ…
とか、
今言ったら少しは変わる！！
とか思いながら見てましたｗ
言いたくても言えない時も、ままあるけどね。
きっとそれは私だけじゃなくて、旦那も。
でも、渡した詩集を鍋敷きにしてはいかんと思うわｗ
それは無し。人の心を踏みにじる以前の問題で、本に失礼。作者に失礼。
そこが、マキさんの決定的な欠如なんだよなあ
微妙に人の気持ちがわからない。
無神経すぎるところがある。
夫さんが出て行く時の2人の演技が怖かったわ…
特に松さんね。
あの、夫さんにビール渡したあとの2人の対峙するシーン。
言わないけど、お互いわかってて、それでも言わない演技。
松さんがちょっと体を逸らすんだけど、その時の顔よ。すげぇって声出た。
やっぱり松たか子すごいわ。
そこでずっと流れてたのがカヴァレリアルスティカーナだったね。
名作オペラだけど、内容どんなだっけな？と思ってたら、ばっちりTwitterにあがってましたねｗ
男女4人の話で最終的には主人公の夫が殺されるって。
おやおや？？穏やかじゃないねえ
でもさ、名作オペラって大概愛憎劇じゃんｗ
大体誰か殺されそうになったり殺されたりしない？ｗｗ
巻夫妻が結婚して今の家に引っ越してきたときのシーンで、夫さんは
君は君らしく
って言うのよねえ。
あー、ほんとに言ってたんだーって、１話を思い出した。
巻さんは、基本的に大筋嘘ついてなかったんだよな。
もたいまさこが、巻さんの話聞いて泣きそうになりながら待ってって言うけど
なんかもう、オェッて感じだったな
あんだけ疑ってたのにね。だからああいう息子になるんだよ、とまで思ってしまった。ドラマなのにｗ
追い詰められると突飛な行動に出がち。
マンションから落ちる
すずめちゃん拘束する
どうしたいんだろうね、夫さんは。
あ、そうだ。
あの詩集が濡れてる場面はさすがとしか！
エッロ！ってｗｗ
なんかあの2人て生々しさあったよなあ。
すっごいキャスティング。
その汚れた全然読まれることのない詩集も、
初めはドキドキするものだったのかもしれないけど
月日が経つにつれ、汚されたものになってしまうんだなあ。
巻夫妻のすれ違いの過程は、胸が痛くなる思いで見ていたけど、
そのあとの展開が衝撃すぎてｗ
思わず、
いやいやいやいや！！！
って声が出たｗ
いよいよサスペンスじみてきましたな
ありすちゃんはなんで巻さんのバイオリンを盗もうと？したのか？
家森さんはずっと青いふぐりのｗ猿を探してたのか？(ありすちゃんと一緒だった？)
ありすちゃんの生死は？
そんななか別府くんは閉じ込められてるわけだけど、それもなんかあるのかね。伏線？
もう、どこまで気にして見てなきゃなんだｗ
ありすちゃん生きてても死んでてもめんどくさいやつよね…。
Twitterで、ありすちゃん→巻さんなんじゃ？って書いてる人いて、ああ、と思ったりした。
だからあんなに愛おしそうにバイオリン抱きしめた？
あああもう考えてるとキリがないｗｗ
今日も、仕事終わったらまた録画見よう…。
