「俺は知ってるぜ」

前に進むだけで精一杯

ときすでにおすし(カルテットの話です)

冒頭は今日の朝書いたもの。

途中から今書いたものですw

やっぱり長くなった。暑苦しい文章です〜

 

 

 

 

その日のできごととか吹っ飛ぶくらいの、

カルテットのすごさ。

一晩明けても余韻冷めやらず。

 

あんなドラマ毎週見れて幸せ。

 

感想書くぞ。

大丈夫か私。収集つくのか?w

 

 

 

前半から後半への急展開。

前半のおもしろシーンで笑ったけど、そこかしこに散りばめられる刺さる言葉の数々。そして役者の表情。

 

まさかあんなコスプレするとは思わなかったけどww

 

ひとつひとつの動きとか些細な言葉とか

全部繋がっていくようで目が離せなかった。

(目が離せないのはずーーっとですが。)

 

みんな、音楽には真面目で

でも、実力が伴わないからプロにはなれない。

唯一プロ経験のある巻さんだけが現実を受け入れている。

当て振りをしろと言われてやりたくないすずめちゃんと家森さん。

嫌だけど、やらなきゃいけないこととわかってる社会人の別府くん。

やりましょうとみんなに言える元プロの巻さん。

 

志のある3流は4流

 

なんて。

 

なんて的を得ていて、悲しくて、悔しくて、刺さる言葉なんだろうか。

志を持つことは、悪いことじゃないのにね。

『仕事』にするには、犠牲がつきものなのかと。

ピアニストを目指してるあの子にも、

ていうか仕事だし。

と吐き捨てられる。

 

狭い階段でぎゅうぎゅうに詰まって冷めた(と思われる)お弁当を食べる。

いつもの出来立ての美味しそうなごはんじゃない。

プロの世界の居心地の悪さが揶揄されているようで、ここもなかなか見ててつらかった。

 

 くしゃくしゃに丸めた楽譜を投げつけられないすずめちゃんも、ほんとうはわかっていたんだろうな。

自分たちは選ばれた人間じゃないこと。

みんな、それはあの胡散臭い浅野さん(ああいう嫌なやつを演じるのほんとにうまい!)に褒められたときからわかっていたんだよな。

 

褒められて、嬉しくて、嘘に決まってるとわかりながら、素直に嬉しかったな、あんなに褒められたの初めて、なんて。言えちゃうくらいだったんだろうな。

わかってても、すがりつきたい。

わかってても、わかりたくない。

あるかも知れない可能性に賭けてみたくなる。

 

帰り道、みんなで路上で演奏するシーンは、

全員の顔がとても晴れやかで清々しくて

なにかあってもこの4人は、嘘を付き合っていたとしても深いところで結び付き合っていること、それは嘘じゃないと良いなあって。

ドラマの話なのにそう思うくらいでした。

 

そこで出るカルテットの文字。

開始30分よ?制作部の本気を感じるわ。

 

後半のジェットコースターはもう。

どうしましょw

 

ていうか、あれだ。吉岡里帆という若き獅子の、満島ひかり(中ボス)と松たか子(ラスボスw)へ食ってかかるあの名演技。

女性3人の会話劇の部分が肉迫しすぎてて

息苦しくて、心が痛くて、つらかった。

私、このドラマに殺されるのかな?って思うくらい。苦笑

 

吉岡里帆は、何年か前オカモトズのレイジくんが、この子やばいってよくIGにあげててwそれで知った。そのあと、チャットの『いたちごっこ』のMVに出ていて。あ!レイジくんお気に入りの子だ!ってw

そのいたちごっこのMVも最高に素晴らしいんだけど。(リア友の方のIGアカで、その素晴らしさについて書いていたw14年のポストだった)

 


チャットモンチー 『いたちごっこ』Short Ver.

 

グラビアやってるイメージ強くて、ほんとは演技がやりたいのかな?とその当時は思う程度だったのだけど。

 

そのあと朝ドラの『あさが来た』で、のぶちゃんやってて。わあ!吉岡里帆がんばってんな!と思ったら。

あんっな演技できる女優さんだったのね。

素晴らしきかな。

これからどうなるか本当に楽しみな女優さんだね。

坂元裕二って、そういう人のいいとこ引き出すよね。

問題のあるレストランで、菊池あっこちゃんのときもそう思った。(カルテットでも、彼女の少しズルくて上品で、そしてなんともかわいらしいところが存分に引き出されていたと思う。)

 

あの3人の会話のテンポ感。

話そうとする、遮ろうとする、話題を逸らそうとする、噛み付く、噛み付かれる、逃げる、受け止める、こぼれ落ちる、拾い上げる

全部、全部完璧。

 

ありすちゃんは、何があったんだろうね。

闇が深い。

いや、でも、どうなのかな。

若い頃なんてみんなそう思ってたかな。

夢は叶わないとか、愛は冷めるとか。

若いから、希望に溢れていると思ったら大間違いだもんな。

私もわりと冷めた気持ちで20代の前半は過ごしていたような気もする。

それを言葉にして投げつけてしまうありすちゃんの青さよ。浅はかさよ。

 

それを、え?違いますか?という鋭利な言葉でグサグサ、グサグサと刺していく。

ああ、ありすちゃん、これは学級崩壊に繋がるなって。淀君じゃない、この子、死神みたいな、悪魔みたいな子だなって。やっぱり目は笑ってないし。

見ててぜんぶ、苦しくて苦しくて。

すずめちゃんの顔がどんどん青ざめていって

巻さんの顔がどんどん強張っていって

ありすちゃんはなにかに取り憑かれたかのように、ハッキリと、躊躇いもなく、刺していく。

 

あんなシーン昨今のドラマで見たことある?

あ、womanの二階堂ふみちゃんが、小栗旬が亡くなった日のこと語るシーンもそのくらいの衝撃はあったかもな。あと最高の離婚真木よう子。どっちも坂元裕二だなw

 

テレコが落ちて、それを巻さんが拾って、

すずめちゃんを一瞥するけど

その時の顔。松たか子ってやっぱりラスボス感あるなあーって。

超怖い。それまでのありすちゃんも相当怖かったけど、それ以上に巻さんが。

過去にもこんな顔、したんだろうなって。夫さんにも、そんな顔して一瞥したことあるんだろうなって思った。

で、演技であんな顔できんだなって。

30分前には、ありがトゥーショコラとか言ってたのによ?w

改めて、松たか子恐るべしだわ。

 

 

帰って来た男子2人の能天気な会話も、

家森さんが、巻さんの様子のおかしさに気付いた時の演技も秀逸だった。

 

からの!クドカンよ!!

マスク姿のときにクドカン来たああってww

しかも、これ絶対夫だって。思った。

巻さんの夫であることの説得力。キャスティングだけで納得させられちゃう。

もー、ひれ伏すね。

だって、絶対逃げ出すもん。もたいまさこから。レモンかけないって言うもん。愛してるけど、好きじゃないって言うよね。

って、想像できるキャスティング。

 

生きてたなー

夫さん生きてた。

生きてたことによって、もたいまさこの異常感が露わになる。

ほんとすごいドラマだよww

まあ、ずっと異常ではあったけど。

 

これは、家族についての話なんだなあ

夫さんが生きていたことによって、すずめちゃん回のとき巻さんがすずめちゃんに言った

病院行かなくていいよ。軽井沢帰ろう。

と言う言葉の意味が重くのしかかってくる気がするんだ。

 

カルテットひとりとして、まともに(5話目で別府くんの、別府家での立場がわかった。あの人もあの家族の中で確実に浮いていて、軽く見られていて、それを本人も自覚している。)家族という集合体にきちんと属してる人いない。

そんな4人が共同生活してることの奇妙さと意味が、今後わかっていくのかな。

そもそも、家族って?夫婦って?ということになっていくのであろうと思うんだけど。

 

坂元裕二って、結局はそこを書くのかな。家族を。

なんにせよ、終着点がまっっったく見えない。

 

来週かはまたいろいろわかっていくようで、楽しみすぎる!!みぞみぞする!!!

毎週火曜日が楽しみで楽しみで。本当に幸せ。

 

IGのリア友アカでカルテットのこと書いたら、ゼミメンホイホイだったwwみんな見てんなあ

きっと、ゼミの先生も見てるんだろなw

みんなで話したいって思えるドラマ。

無駄に深読みしたい〜